セルフケア

骨盤底筋トレーニング|行う時のコツ3つ

Summary

人に聞きにくいその場所は・・・
大切なイメージと呼吸
行う前に一番確認しておきたいこと

 

人に聞きにくいその場所は・・・

膣の位置をきちんと確認できることは効果的な膣トレにも繋がりますので改めて確認しておきましょう。

膣はいわゆる”おまた”の中央部分で、お尻の穴の肛門からおしっこが出る尿道の間にある穴です。硬い椅子に座った時などに感じるお尻にある骨を座骨といいますが、その左右の座骨の間に膣があります。

一直線上に尿道、膣、肛門の3つの穴があり、その周辺の筋肉をまとめて骨盤底筋群と呼びます。

一般的に”膣トレ”とはその筋肉をトレーニングすることを指します。

骨盤底筋群は表面だけではなく、ミルフィーユの様な三層構造になっており表面から頭の方向へ向けて一層、二層と続く構造になっているため、表面のみ、奥の方のみ締めるといったような単独で動かすことは難しいとされています。絵はデフォルメされて描かれていますので、実際とは異なりますが、膣トレを行う際のイメージとして捉えてくださいね。

 

 

大切なイメージと呼吸

最初からうまく動かせないことが多い膣トレのコツ1つ目はまず動かしている部分をイメージすることです。人によってイメージは様々ですが、自動ドアが左右から中央へ締まり、上の方へ引きあがるイメージ、便を切る感じ、他にも、太いストローで吸いにくいタピオカを吸い上げる感じなんて表現する方もいます。実際に動かせなかったとしてもそのようなイメージを持つことで少しずつ動いてきますので気長に行いましょう。呼吸と膣トレを合わせることでより効果が期待できます!

動かすイメージが作れたら次は呼吸と一緒に行ってみましょう。これが2つめのコツです。息を吐くときに膣を締めて、吸う時に緩めます。息を吐きながら膣を締め、頭の方へ引き上げるようにします。実際に見た目でわかるほどお尻の筋肉が動いてしまうのはNGです。

骨盤底筋群に触りながら行ってみるのもよいでしょう。柔らかいレギンスなどの場合は、肛門に指が触れるように片手で骨盤底筋群を覆い、密着させながら膣トレをすると動いているのが手で感じられます。もちろん大きな動きではありませんが、膣が引き込まれていくのを感じることができます。

実際に行ってみると膣トレは難しいですが、呼吸と動きを連動させながらスキマ時間に行ってみましょう。立ったままよりも座って行う方が意識しやすいこともありますので試してみてくださいね。

 

行う前に一番確認しておきたいこと

3つ目、最後のコツは“姿勢”です。特に座って行う場合は次の点に注意してみてください。骨盤が後ろに倒れた状態の猫背姿勢になっていませんか?骨盤が後ろに倒れた状態だとお腹に余計な圧がかかり、膣トレを行ってもうまく感覚がつかめない場合があります。

床に座って行う場合は横すわりなどではなく、あぐらや正座で行うようにしてみましょう。ただし、あぐらの場合、骨盤が後ろへ倒れてしまう方も多いのでその場合はイスに座って行います。イスに座って行う場合はからだが埋もれる様ないわゆるビーズクッションやソファなどではなく姿勢を整えて保持できるようなダイニングチェアーに座ることをお勧めします。

トレーニングを始める前は絵のように骨盤が座面に対してまっすぐになる様に姿勢を整えてから始めましょう。骨盤が前へ倒れすぎないようにも気を付けましょう。

また、日常的に骨盤が後ろへ倒れる様な座り方をしていると将来的な尿漏れや失禁に繋がる場合があるので膣トレの時だけではなく普段座る姿勢も見直してみましょう。

最初からうまくできなくて当たり前です。まずは自分の感覚に近いイメージを持つこと、次に呼吸と動きが連動できるように。それでもうまくいかないときは普段から骨盤が後ろに倒れていないか日常生活の中で確認してみる、そしてそれを改善するだけでもOKです。スキマ時間にできることからコツコツ続けていきましょう。

 


 

このコンテンツは、病気や症状に関する情報を提供するものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分・効能を保証するものではありません。

 

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Hiroko Oyama

Hiroko Oyama

フィットネスインストラクター・健康運動実験指導者。米海兵隊基地などで従事し、運動指導歴役20年。自身の産後うつ、子宮頸がんや高齢出産の経験から、女性達が自分の健康に目を向けるきっかけになればとMama's Workoutを立ち上げる。ベビー連れて参加できるママ主体のエクササイズクラスでは産後から復職に向けて、好きな事を楽しみながら働き続けられる体つくりを目指す。好きな映画、天使にラブソングを観て毎回泣く。

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