Summary
■ そもそも閉経とは
■ 閉経前の生理はこんな感じ
■ 閉経前の生理は周期の乱れだけではない?
そもそも閉経とは
閉経とは、まるまる1年生理が来なくなった時のことをいいます。
こう聞くと、急に生理が来なくなるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん突然生理がパタっとこなくなる方もいらっしゃいます。
ただ、多くの方は女性ホルモンの変化とともに徐々に生理の状態が変化していき最終的にこなくなるといった経過を辿ります。
最近周期が短くなったなぁと思ったら今度は周期が長くなったり、周期だけでなく経血量や日数が不安定になったり、不正出血を起こすことも。
それから2~3ヵ月に1回、半年に1回と生理の回数が減り、まったく来なくなるといったような流れで閉経を迎えます。
閉経前の生理はこんな感じ
閉経を前に変化してくる生理の状態。
いったい、これまでの私のカラダと何が違うの?といった素朴な疑問をもったことはないでしょうか?個人差はあるものの多くの女性は、30代後半から卵巣の機能低下や女性ホルモンの減少が起こってくると言われています。
生理不順は更年期はじまりのサイン。生まれたばかりの頃に持っている200万個の原始卵胞は毎月の排卵で減っていき、37、38歳を過ぎたころから急速に減少。50歳でほぼ消滅します。
35歳を過ぎるとちょっとお疲れモードな卵巣に対して”もっと働いて!”と脳が命令を出すようになります。
その命令を受け取った卵巣は”はい!わかりました!”と、健気に働きます。そうして、頑張って排卵を繰り返すため生理の回数が多くなります。(ただし、周期は25〜38日の正常範囲内で起こることがポイント。正常範囲を超えての生理は要注意です。)
いつも新しい命を育むために健気に働いている卵巣ですが、一生懸命であるが故に40代になると”さすがにもう疲れちゃったなぁ”と思うように働けなくなってしまい、生理周期が大きく乱れてきます。
結果、21日程度まで短くなったり、周期が一定でなくなったり、生理がこない月があったりというようないわゆる生理不順を経て閉経へ向かいます。
生理不順から閉経までのパターンでよく見られるのは・・・
30代後半〜40代前半
生理1、2日目の出血量は増えるものの、生理周期が短く(24日以下に)なる
40代半ば
ホルモンバランスが乱れることで機能性出血が生じる。一部が無排卵月経のことも
40代後半
生理周期が長くなるなど生理不順になる。経血量が増えたり、日数が長くなることもある。その後、生理周期が2〜3か月に一度に変化する
50代以降
閉経(生理が来なくなってから1年以上が経過)
閉経前の生理は周期の乱れだけではない?
閉経前の生理は周期の乱れだけでなく経血の量にも変化がみられます。経血の量は器質的な病気や子宮の冷えなどさまざまな要因によって変化しますが、年代による違いもあるのです。女性ホルモンの変化と同じように25歳ごろは周期も長く、経血量も一番多い時期。それから45歳になるにつれて、平均3日間周期が短くなると共に量も少なくなっていると感じる方が多いというデータがあります。(ソフィアプリ調べ/ユニ・チャーム)
しかし、逆に卵巣機能の衰えから女性ホルモンの分泌が不安定になり、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるために大量出血や不正出血が起こる場合もあります。必ずしも少なくなるだけでなく、量が増える場合もあるということを覚えておきたいものですね。
35歳からは手帳やカレンダーに生理周期をチェック♪変化に気づけるのは通常を知っているからこそ!
今は便利なアプリもたくさんあります生理がきた日にポチッと入力することから始めてみてくださいね。
このコンテンツは、病気や症状に関する情報を提供するものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分・効能を保証するものではありません。
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